TIPS

ベース糸について

主に、ヨーロッパやアメリカで紡績されたノンミュールジングウールをベースの糸に使用しています。現在は、SPORT(合太程度)、ソックヤーン(中細から合細程度、薄手タイプ~中厚手タイプ)とレースウエイトの太さの毛糸を取り扱っています。成分はスーパウォッシュウールと生分解性ナイロン(ポリアミド)のものが多いです。(一部、通常のナイロンもあります。)

毛糸は、羊由来の因子や、毛糸の会社の方向性や、紡績工程での過程の違いから、それぞれが表情豊かな個性をもちます。

ベース糸に触れていると、本当にそれぞれが個性豊かだなと感じます。ベース糸に触れる時は、それぞれの個性を感じとり、どんな作品により向いているかなとイメージを膨らませています。

そして、それぞれの個性をなるべくお伝えできるように心がけています。詳細は、各毛糸のページをご確認ください。

・特に、ソックヤーンについては、組成、ゲージ、使用針の目安の表示が同じ毛糸だとしても、編みあがる編地の雰囲気が異なりますので、Palettie調べの編地の厚さも表示しています。目安にしていただけたら幸いです。

ソックヤーンの編み地の厚さ

一口に、中細(ソックヤーン)といっても、持った感じの太さがいろいろあります。

作りたい作品によって、毛糸の太さ(編地の厚さ)を選んで頂けたらと思います。

薄手タイプの毛糸は、模様が細かいもの、薄地に仕上げたいもの、透かし編みなどにおすすめです。より繊細な印象の作品に仕上がります。

中厚手タイプの毛糸は、ふわふわした感じが大切な作品、よりあたたかさをより求めたいときにおすすめします。

Palettieでは、中細を薄手タイプと中厚手タイプの二つに大別して表示しました。中細表記のソックヤーンに触れていくうちに、同じ特徴(g当たりの長さや、ゲージ等)が記載されていても、編地にしたときの編地の厚さや、雰囲気が異なりましたので、あくまでもPalettie調べではありますが、ソックヤーンを選んでいただく際の目安になればと思い編地の厚さ分類も加えることにしました。

一つの作品に異なる手染め毛糸を配色する際、薄手~中厚でをミックスさせて編むことも可能ですが、もし、編みあがりを同じようにするには、同じ編地タイプの糸にすることをお勧めします。


どのタイプが良いのか?と言うのは、どういう編み地にしたいのか?というお好みによります。どのタイプもそれぞれ魅力的です。

玉巻きについて

現在、かせの状態のものと、玉巻きの状態にして仕上げたものが混在しています。

今後は、順次、かせの状態で販売していきます。玉巻きをご希望の場合は、オプション(有料)で玉巻きをご購入毛糸の数分、ご選択していただくように準備をしております。既に玉巻きで販売されているものは、オプション選択は要りません。(2022年12月23日)


どうぞよろしくお願いします。

ソックヤーンで編めるものと必要量の目安

ソックヤーンという名前がついておりますが、丈夫な毛糸として、靴下以外にも、様々な小物や上着などを編むことができます。

以下、目安ではありますが、作れるものの例を挙げておきます。(作るもののサイズによって必要な量は前後します。)

◎ソックヤーン100gで編めるもの:靴下、レッグウォーマー、ネックウォーマー、アームカバー、アームウォーマー、薄手ミトン、手袋、ヘアバンド、帽子、ベスト ポーチ などなど・・・


◎ソックヤーン100g~200gで編めるもの:長めのマフラー、二本どりで厚地のスヌード などなど・・・

◎ソックヤーン200g~300gで編めるもの:ベスト プルオーバー、など

◎ソックヤーン400g~500gで編めるもの:プルオーバー( セーター) など


Raveryやソックヤーンを利用した作品集(本)を見ていると、作ってみたいもの、身に着けてみたいものが、たくさん見つかります。中細程度の毛糸の編み図や編み方があれば、ソックヤーンで代用しやすいと思います。スーパーウォッシュ加工されたソックヤーンは、毛玉が出来にくいメリットもあるので、ソックヤーンで作ったセーター等も日常の出番が多くなりそうです。

色について

Palettieでは、グラデーションを利用した配色や、濃淡がでるように染料を配置して手染めをしています。世界でただ一つの毛糸を楽しんでいただけたら嬉しいです。


ゆらぎ染め( 手染め) の特性上、同じタイミングで同じ種類の毛糸を同時に染めた場合、もちろん、同じような雰囲気の染め上がりになりますが、厳密には、グラデーションの入り方は、それぞれのかせで少しずつ異なります。色の違いが大きいバリエーションの場合は、それが感じやすいものもあります。大きな作品を編まれる場合は、そのことをご承知おき頂けますと幸いです。

もし、大きな作品を編む場合は、同時期に販売されている複数かせがあれば、その時に、必要量購入されることをお勧めします。


ゆらぎ染め、濃淡染めをしたものでひとつの大きな作品( セーター等)を作るための手染め毛糸のご用意も検討しております。