2023/07/06 18:42
こんにちは。今回は、引き続きShiny Yarn~シャイニーヤーン~についてです。
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Shiny Yarnの原糸を探すうえでの、素材としての視点は前回お伝えしたのですが、
作品として仕上がったときのイメージは、〈特別な日はもちろん、折角なので、普段にも気軽に使えるもの〉でした。
原糸を探した時点での、具体的な作品のイメージはというと・・・
・一かせで編める春夏秋頃の半袖やベストなど
・大きめな編み目で重ね着用
・肩回りなどに大きめな透かし模様のあるデザイン
になります。(これらにつきまして、前回のBlogに記載していなかったこともあり、過不足分を前回の記事に加筆修正いたしました。)
このようなものを編みたい方に、お役に立てたらと思っていますが、もちろん、これらは例の一つであり、とても限定的なので、皆さんのアイディア次第でどんな形にでも、お好みの形になっていけたら光栄です。ショールや、ネット編みやモティーフ編み(ともにかぎ針2~3mm程度)などを使用した5本指手袋、つけ襟、やアクセサリーなどにも向いているかもしれません。
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さて、今回は、Shiny Yarnのゲージなどについてです。
〈Shiny Yarnゲージ例〉
10㎝四方ゲージ(メリヤス編み):
30目40段(棒針2~3㎜、日本規格棒針0~3号)
14目20段(棒針6㎜、日本規格棒針13号)
写真は、棒針6㎜で編んだスワッチ(写真1枚目)と作品例(写真2枚目)になります。


作品例は、Midori HiroseさんデザインのRanunculus(ラナンキュラス半そで)です。
こちらは、Shiny Yarn (1かせ約100g(約600m))のうち、約70g(計算値で約420m)を使用しました。
※この写真の襟元、身ごろのすそは、指定針よりもかなり細めのものを使用しました。指定針をご使用いただければ、ふわりと着ていただけます。
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※編む人の手によって、また、用いる編み針の太さによってゲージの数値は前後します。編みたいイメージによってお好みの編み地にしていただけたらと思います。同じ作品でも、ゲージが異なると、雰囲気も変わるので面白いです。
※棒針2~3㎜でLサイズのプルオーバーを作る場合、目安として350g程度必要のようですが、これもデザインやゲージで前後してきます。ちなみに、今回、染めたShiny Yarnは1かせ約100gが10かせです。それぞれの色は、1~3かせです。同色で300gそろうのは1色のみですので、申し訳ないのですが、今回は、目の細かいゲージの同色かせによるLサイズプルオーバーを編むのには向いていない色揃えとなっております。
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個人的には、以下のMidori Hiroseさんデザインの作品(同ゲージ)にも向いているのではないかな?Shiny Yarn 1かせで編めるのではないかな?(いつか編んでみたい)と思っております。
・Satawal(肩の部分に透かし編み模様のあるノースリーブ)
・Pappus Shurug(ボレロ)
・Pappus Pullover(半袖プルオーバー)
Tulip Guernsey Summer(半袖、ノースリーブ)もとても気になっております。こちらは、ゲージが異なるので、改めてゲージをとってみたり、編み地の様子を見てみないと雰囲気がわからないのですが、もしも、編めたらそれも嬉しい・・・などと思っております。
・・・話が希望の話になってきてしまったので、今日は、この辺で・・・。
最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。