2023/12/16 13:52
こんにちは、手染め毛糸のPalettieです。
少し前に、草木染めナチュラルヤーンのカラフルな色を並べて見ていたら、これらの何色かを組み合わせたカラフルな靴下を編みたくなりました。
私は、ソックヤーンを見ていると、「この糸で編んだら、どんな靴下になるかな?」と考えてしまうようです。靴下が好きなのだと思います。
そこで、前回のブログに引き続き「愛を叫ぼう!」の流れで、「くつした愛」も叫んでみることにしました。
今回は、「くつした愛」からの、ナチュラルヤーンのミニかせソックセットができるまでのお話です。
のんびりとした他愛もない話です。もしかすると、時間泥棒になってしまう可能性もありますが、お時間のある時にでも、お付き合いいだけましたらと思います。
それでは、どうぞよろしくお願いします。
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まず初めに、私も、他の靴下が好きな方々と同じように、「くつした」が好きなようです。
以前、私は、靴下が好きということを、知り合ったばかりの方々に熱く語ってしまったことがありました。それまで、靴下について話すというのはあまり無いことだったので、その時はつい嬉しくなってしまい語りすぎてしまったようです。残念ながら、その方々と少し温度差が生じてしまったことがありました。(私は、もともと、好きなものについてもあまり語ることなく、ただ好きなものを楽しむようなところがあります。かつ、私のリアル編み友は、あの頃、一人で、(しかも、彼女は外国に住んでいます。そのため)、直接、毛糸や手芸について話す機会があまりなかったのです。)それ以来、靴下を好きなことを熱く語らないように気を付けていますが、実は、私は靴下が好きです。(本当は、ミトンも、レッグウォーマーもマフラーや帽子なども大好きです。毛糸小物全般が好きなようですが、今回は、靴下についてのブログです。)
個人的には、実際に靴下を身につける時は、全体的にモノトーンの装いで、椅子に腰かけたときなどに、カラフルな靴下や模様編みなど編み地にひと手間加えられている靴下が、ちょこっと見える感じにするのが好きです。靴下の場合、普段着ないような模様や選ばないような色合いでも試してみたくなり、選んでしまうことがあります。手軽に冒険できるところも好きです。身につけていると足先からぽかぽかと体が温まるところも好きです。
靴下を見ること自体も好きなようです。お店で好みの靴下に出合うと嬉しくなります。靴下の編み図の本を見るのも好きです。好みの靴下の本や、毛糸を見ると、靴下を編みたいなと強く思うことがよくあります。
冬、私は、TOIVO(トイヴォ/フィンランド) のモコモコなルームソックスを見かけると、ふらふらと近寄って行ってしまう習性があります。いつもは、色や長さ(サイズ)に対して、ああでもないこうでもないとか言っておりますが、ルームソックスの場合、サイズが大きいモノしかなくても、デザインが気に入ってしまった場合はサイズにこだわらなくなる傾向があります。今は、サイズの大きなTOIVOのメンズルームソックスをよく履いています。つま先がだいぶ余っていますが、初めから、自分の足には少し大きいのが分かっていたので、一人で満足しています。
ある意思をもって靴下を選んではいているだろうなという方をお見かけすると、あの人もきっと靴下が好きなのだろうなと共感してしまいます。
つまるところ、靴下は、自分で編まなくても、ちょっとくらいサイズが合わなくても、更には、自分で履いていなかったとしても、いいのです。あのコンパクトな大きさの中に世界が完結しているような存在自体が好きなようです。
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私の場合は、靴下を見るのも編みものも好きなので、私のラベリーのライブラリーや、私のリアルな本棚には、編みたい靴下のパターンや本が並んでいます。いつか編むときのために、好みの靴下を見かけるとついつい、パターンを手元に用意してしまう傾向があります。
実は、Yuccaさんデザインの「Rainbow Town」も、一目お見かけして、「いつか編みたいなぁ!」と思い、パターンを用意しておりました。
私の中で、草木染めのナチュラルヤーンと「Rainbow Town」が結びついたので、早速、パターンを本棚から引っ張り出してきて、配色に必要な色数を確認しました。その結果、メイン色と配色に必要な色数は全部で5色。その時点で、2色足りないことが分かりました。
それから、どこにどの色を持ってくるのか?メインの色は?配色のリズムをどうするか?パターンに塗り絵をしながら、後の2色、何色を仲間に加えるのか検討しました。
このとき、私が今回仲間に入って欲しいと思った色は、白色系と青色系でした。青色系は、酸性染料で調色し、新たに染めて用意することにしました。
全ての色がそろったところで、ナチュラルヤーン全5色を用いて「Rainbow Town」を編み始めました。(正確には、ミニかせソックセットには、やわらかい色系5色と濃い色系5色の全10色あります。)
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私が「Rainbow Town」を編むタイミングとYuccaさんが主宰されていたYucca_Colorful Kalのタイミングがほぼ同時期だったことは、とても嬉しいことでした。迷わずkalに参加表明いたしました。自分で編んだ靴下を見たり、kalで他の方々の様々なカラフルな靴下を拝見していたら、そのうちに、もし、このナチュラルヤーンの組み合わせを他の方に編んでいただけたら、その方は、どんなデザインのどんな配色の靴下を選ばれるのだろうか?もし可能であれば、皆さんの好きな配色パターンや好きなデザインも見せていただけたら嬉しいなと思うようになりました。そこで、今回、こちらの組み合わせを、ミニかせソックヤーンセットとして形にしてみることにしました。配色の順番や使用する色の分量の違いで、きっと、全体的なトーンは同じなのに、色が作り出す色面のリズムが変わると思います。そんなところがとても楽しいだろうなと思います。もちろん、私と同じ配色が気に入っていただけたら同じなのも嬉しいです。私が編んだ「Rainbow Town」の配色順などは、私のラベリー(Ravelry)のページに掲載しました。ユーザー名は、Palettieです。もし、参考になれば幸いです。

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このようにしてミニかせソックセットは、形になりました。
実は、糸をお店に並べるときは、糸を見ながら嬉しくなるのはもちろんなのですが、「楽しんでいただけますように」と、いつも、どきどきしております。
靴下用のソックヤーンセットをご用意するのは今回初めてのことで、尚更、「楽しんでいただけるような機会でありますように」とドキドキしております。感想やご意見なども教えていただけたら幸いです。
ミニかせソックセットというカテゴリーが今後どうなるか?は、まだ分かりませんが、私の中でもう少しカラフルな靴下を編みたい気持ちが続いています。そのため、もう少しカラフル靴下のセットに取り組んでいきたいとも思っています。
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最後までお付き合いいただきまして、どうもありがとうございました。
ナチュラルヤーンのミニかせソックセットは、本日の20時頃にお店に並べる予定です。(詳細をご確認いただける時間はもう少し早くなるかもしれません。)
それでは、どうぞ素敵な週末をお過ごしください。
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H.P.に編みあがった靴下の写真を掲載させていただけることなど、Yuccaさんの様々なご厚意に心より感謝しております。
靴下のパターン:Yuccaさんの「Rainbow Town」
配色/毛糸染色:Palettie