2024/08/06 15:15

こんにちは。手染め毛糸のPalettieです。

今回のブログは、シャイニーヤーンの今回の白系のかせについてのお話です。白系の色は、未染色の色ではなく、それぞれ色を調整して染めたかせです。お時間のゆるすときにもで、お茶のお供にお立ち寄りいただけたらと思います。


それでは・・・


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以前、「白って200色あんねん」というコメントを聞いたことがあります。(←ご本人の直接の言葉ではなく、伝え聞きなので、もしかすると、実際とは少し異なるのかも?ですが、何度か違う場面で聞いたことがあるので、きっと、皆さんも耳にしたことがあるかもしれません。)

初めてこれを聞いたとき、「わぁ、なんて分かりやすい表現!」と思いました。意識をしてみると違うと感じる色があるなと思うのです。
以前、物質の表面の状態や、色の入り方で、色の感じ方の違いを実験分析する仕事に携わっていたことがあるので、尚更、理論的にルールを決めたら200色として識別可能だろうな、と感覚的に感じたことを覚えています。

私の目は、残念ながら、恐らく、白の中に200色の違いが分かるほど細かい識別をする能力はないかもしれないけれど、例えば、夏と冬の東京タワーの白い光の見え方に違いを感じるように、ある程度は、白色の中で色の違いを感じることは可能だなと思いました。(↑東京タワーの赤と白の照明は季節によって白の色に違いを感じる設定がされています。夏は寒色系の白色、冬は暖色系の白色になっています。)

そして、それらの違いは、きっと少しの違いなのに、受ける印象が大きく変わるなとも感じていて、色の組み合わせは面白いなとも感じています。



さて、今回染めたシャイニーヤーンの白系も色みに幅があります。写真は、それらのかせを並べて撮影したものです。オレンジ色がかったあたたかい白色、ペールグリーン、ペールブルーがかったクールな白色。今回は、白色200色とまではいかないまでも、こまやかな色の違いを選ぶことも楽しんでいただけたらと思って白系をいろいろ染めています。


シャイニーヤーンは、光の反射の影響をより受けやすいので、周りに強い光があるとより白い光を強く感じます(色が飛びやすく感じます)。そのため、周りの光源の影響で色味に変化を感じたりすることもあると思います。かせ自体の色味にゆるく変化させているものもあるので、より色の見え方に変化を感じやすいかせもあります。身に着けたときの動きによってできる陰影でもいつものウール毛糸より、色の変化を感じていただきやすいかもしれないと思っています。そんな変化も楽しんでいただけたら嬉しいです。







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今回のブログは、ここまでになります。いつもありがとうございます。
引き続き、素敵な一日を。