2024/08/27 18:15
こんにちは、手染め毛糸のPalettieです。
今回は、シルク混レース糸で編むショールチャレンジ第一弾のまとめです。
ある日、いつか編みたいと思っていたショールと、シルク混レース糸の出合いが、私の中で重なりました。
そして、心の中に強く浮かんだ「夏にも羽織りたくなるショール」を編みたくなりました。
シルク混毛糸のレース糸は、2種類。「ウールとシルク」と「シャイニーヤーン」です。
この2種類は、シルクとウールの素材の違いや、ブレンド割合の違いや、紡績の具合が異なり、どちらもシルクの光沢をもちながら表情が異なります。
「ウールとシルク」の方は、毛糸の印象に近くふわふわとしていてかわいらしい雰囲気、
そして、「シャイニーヤーン」の方は、シルクの趣がより強く感じられるクールな雰囲気。
どちらの糸で編むのか?と問うたとき、
きっと、どちらも、長い季節、手にしたくなるような使い勝手の良いショールになるのではないかと思い、
結局、両方で編むことにしました。
今回のブログは、「ウールとシルク」で編んだ方のショールのご紹介になります。
それでは、お時間の許すときにでも、お立ち寄りいただけましたら嬉しいです。
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いつか編みたいと思っていたショールは、
シンプルでどんな服装にも合いそうで、可愛らしさとクールな表情が混ざっているYuccaさんデザインの「YumemiruShawl」でした。
仕上げのとじ方を2種類から選べるので、より可愛らしく...、または、よりクールに...、と、どちらでも編む人の好みで合わせられます。
「レース糸で編むチャレンジ」と断りを入れているのは、「Yuccaさん指定糸とは異なるゲージの糸を用いていながら、Yuccaさんの増し目のタイミングはパターン通りする」と決めたから。(もし、万が一、誰かがこの糸の雰囲気でYuccaさんのショールを同じように編んでみたいと感じていただいた場合に、その人にも同じように編むことが出来るように・・・と感じたからなのですが、もちろん、お好みでご自身で調整していただいても大丈夫ですし、何かご自身のお好きなものを編んでいただければと思います。)
さて、経過は、インスタでもちょこちょこご報告しておりましたので、着用結果を写真で以下にまとめて掲載します。




今回編んだショールは、少しアレンジをしてあります。ショールの中で繰り返されるラインが心地よかったのと、夏の着物の透け感のようなものを楽しみたいという気持ちからです。
異なる透け感を出すのに、モヘアの力を借りました。
「ウールとシルク」と「モヘア」の編み地を交互に編むことで、透け感の異なるストライプの編み地が出来上がりました。
透け感の違いは目にも涼やかで、また、ちょっとした変化が目にも楽しくなっています。
(それぞれの模様の高さは全体のバランスを見て調整してあります。)
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使用糸
「Palettie Hand Dyed Yarn / ウールとシルク」(サンプル色:夜ゆめ)95 g
「ISAGER / SILKMOHAIR」(色#16_19g 、#0_2g)
https://www.ravelry.com/projects/Palettie/yumemiru-shawl
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YuccaさんデザインのYumemiruShawl
https://www.ravelry.com/patterns/library/yumemiru-shawl
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※指定糸よりも細い糸を使用していますが、増し目の変更をしないでパターンのまま編んでいます。そのため、完成形はややパターンのものとは異なると思われますが、写真のように羽織れます。このレース糸で編む場合、完成形が少しマンタの形に似たものになりますが、編み始めの部分を内側に折り返して襟のようにして着用しています。こちらのショールは、約幅170㎝×高さ88㎝になるまでパターンに沿って段を繰り返し編みましたが、ご自身の身長やお好みに合わせて調節可能です。
この糸で編んだショールの着用した雰囲気(編み地の落ち感や、ドレープのより方等)が何かの参考になりましたら幸いです。他の形のショール等を編んだ時のイメージにもつながりましたら嬉しいです。糸と色とパターンの組み合わせは、人の数ほどかと。1一つのかせでたっぷり編める「ウールとシルク」も、どうぞお好きな色で、お好きな形を楽しんでいただけますように。
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それでは、今回のブログは、ここでおしまいです。最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
引き続き、素敵な一日を。