2024/08/28 10:15

こんにちは、手染め毛糸のPalettieです。


今回は、シルク混レース糸で編むショールチャレンジ第二弾のまとめです。

ある日、いつか編みたいと思っていたショールと、シルク混レース糸の出合いが、私の中で重なり、心の中に強く浮かんだ「夏にも羽織りたくなるショール」を編みたくなりました。

シルク混毛糸のレース糸は、2種類。一つは、前回ご紹介した「ウールとシルク」、もう一つは「シャイニーヤーン」です。
この2種類は、シルクとウールの素材の違いや、ブレンド割合の違いや、紡績の具合が異なり、どちらもシルクの光沢をもちながら表情が異なります。

「ウールとシルク」の方は、毛糸の印象に近くふわふわとしていてかわいらしい雰囲気、
そして、「シャイニーヤーン」の方は、シルクの趣がより強く感じられるクールな雰囲気。

どちらの糸で編むのか?と問うたとき、

きっと、どちらも、長い季節、手にしたくなるような使い勝手の良いショールになるのではないかと思い、
結局、両方で編むことにしました。

今回のブログは、「シャイニーヤーン」で編んだ方のショールのご紹介になります。
それでは、お時間の許すときにでも、お立ち寄りいただけましたら嬉しいです。


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この記事から読み始める方のために、前回と少し重複しますが、こちらのショールについて少し補足を・・・

いつか編みたいと思っていたショールは、

シンプルでどんな服装にも合いそうで、可愛らしさとクールな表情が混ざっているYuccaさんデザインの「YumemiruShawl」でした。
仕上げのとじ方を2種類から選べるので、より可愛らしく...、または、よりクールに...、と、どちらでも編む人の好みで合わせられます。

「レース糸で編むチャレンジ」と断りを入れているのは、「Yuccaさん指定糸とは異なるゲージの糸を用いていながら、Yuccaさんの増し目のタイミングはパターン通りする」と決めたから。(もし、万が一、誰かがこの糸の雰囲気でYuccaさんのショールを同じように編んでみたいと感じていただいた場合に、その人にも同じように編むことが出来るように・・・と感じたからなのですが、もちろん、お好みでご自身で調整していただいても大丈夫ですし、何かご自身のお好きなものを編んでいただければと思います。)

それでは 経過はインスタでもちょこちょこご報告しておりましたので、着用結果を写真で以下にまとめて掲載します。









今回編んだショールは、第一弾とも少し異なるアレンジをしてあります。ショールの中で繰り返されるラインが心地よく、それを活かしてシャイニーヤーンの色を増やしました。(襟近くと裾近くで色が異なります。)また、やわらかくて優しい雰囲気のモヘアの力を借りて、YumemiruShawlの雰囲気に寄せています。モヘアを使用することで更なる透け感も加わっています。
それぞれの色の高さは全体のバランスを見て調整してあります。

今回シャイニーヤーンは、合計で約144g。たっぷりな大判ショールになっています(幅約198㎝、高さ約117㎝)。
柄を一回り、二回りコンパクトに編んでも十分な大きさです。
ご自身の身長やお好みや用途に合わせて、幅や高さを調整していただけたらと思います。

針の太さで、ショールの編み地の雰囲気が変わります。試験的な要素が大きいこのショールは、襟近くから45段目まで4.5㎜棒針で編み、それ以降は、5.5㎜棒針で編んであります。ご使用になる針の太さによって同じ糸の使用量でも大きさが変動しますので上記数値はご参考まで。


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使用糸
「Palettie Hand Dyed Yarn / シャイニーヤーン」(草木染めサンプル色:2色/約144g(101.9g /42.1g)
「ISAGER / SILKMOHAIR」(4色/約21g)

https://www.ravelry.com/projects/Palettie/yumemiru-shawl

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YuccaさんデザインのYumemiruShawl

https://www.ravelry.com/patterns/library/yumemiru-shawl

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※指定糸よりも細い糸を使用していますが、増し目の変更をしないでパターンのまま編んでいます。そのため、完成形はややパターンのものとは異なると思われますが、写真のように羽織れます。このレース糸で編む場合、完成形が少しマンタの形に似たものになりますが、編み始めの部分を内側に折り返して襟のようにして着用しています。


この糸で編んだショールの着用した雰囲気(編み地の落ち感や、ドレープのより方等)が何かの参考になりましたら幸いです。

他の形のショール等を編んだ時のイメージにもつながりましたら嬉しいです。糸と色とパターンの組み合わせは、人の数ほどかと。シャイニーヤーンも、どうぞお好きな色で、お好きな形を楽しんでいただけますように。

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それでは、今回のブログは、ここでおしまいです。最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。
引き続き、素敵な一日を。