2024/10/18 09:15

こんにちは、手染め毛糸のPalettieです。今回は、今年の藍の生葉染めの記録をまとめました。

お時間のゆるすときにでも、どうぞお立ち寄りください。

それでは・・・

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結果は、SNSの写真でもお伝えしたように、無事、藍の葉をいただいて染めることも出来ました。

本来ならば、7月頃に一度は葉の収穫ができる位大きくなるはずなのですが、今年は少し遅めの10月に収穫。
大きくなった苗が少なかったのと、藍の成長がゆっくりだったこともあり、成長が続いていそうな間は待ってみようと思っているうちに10月を迎えていました。今年は10月になっても夏日が続いているくらい暑かったからか、我が家のゆっくり成長していた藍も立ち枯れることなく10月を迎えても青々としていました。




去年までは二回の葉の収穫や、花の開花、種の収穫が出来ていたのですが、今年は、葉の収穫のみ15g。
それでも、プランターをみると、藍が成長していく様子が嬉しかったです。

染めてみると、やはり、嬉しい。途中、あきらめなくてよかったなと。
色が変わる瞬間は、気持ちがすっとします。何とも言えない時間です。


...少し話は変わりますが、2023年に放映されていた「どうする家康(大河ドラマ)」での家康の着物の色がいつも気になっておりました。
きっと、この色は藍染めの色なんだろうなぁ(もしくは、それを表現されているのだろうなぁ)と勝手に推測しておりました。
家康が、若い頃は、瓶覗(かめのぞき)色、淡い淡い藍染めの色
年を重ねた家康が大きな存在になるにつれてその淡い着物の色は、徐々に濃い浅葱色へ、そして最後には、とても力強く深い圧倒的な印象の藍色へ移行していったような気がします。
そのポイントを強烈に感じたときがあって、詳細は忘れてしまったのですが、確か、家康の心情が切り替わった(恐らく、腹をくくった)時と記憶しています。勘違いかもしれませんが、家康の在り方と衣の色の移り変わりがとても象徴的と感じたので、その時のことをとてもよく覚えていました。

今回、私が藍の生葉からもらった色は、ドラマ内の家康が若かりし頃に着ていたような「瓶覗色から水色」だったので、つい、大河ドラマの家康の衣を思い出してしまいました。



最後の写真は、おまけです。今年の藍の苗があまりにも少なかったので、藍と同じプランターに生えてくるカタバミもO.K.としました。藍の周りにカタバミが生えているのが見えるかと思います。実は、我が家にはいつのころからかカタバミがいます。カタバミは、ハートの形の葉が特徴的です。カタバミは勝手にすくすく育ちます。去年の藍のプランターに生えたカタバミは、別のプランターに移して分けて育てていたのですが、今年は一緒に成長していきました。藍は、丈夫で育てやすいとよく聞きますが、成長がゆっくりの藍を見ていると、我が家の栽培環境は、よほど藍にはが合わないのだろうなと思っております。一方、このカタバミは、藍の葉よりもさらに強いのか、我が家の栽培環境にも適しているようで、すくすくと成長するのです。何もしなくともいつのまにか写真のように勢力を広げ、藍を育てているというよりは、もはや、カタバミを育てていたのではないかと思うような繁栄ぶりでした。芽を出したばかりのカタバミの茎は、藍の茎よりもひょろりと見えるのですが、水やりの際の水滴の重さに負けずしなやかで強いのです。強さとは、茎の太さできまるものではないのだなと感心しています。

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写真1枚目:藍の生葉染め
写真2枚目:収穫した藍の葉
写真3枚目:一緒にすくすく育つおまけのカタバミ

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藍のまとめからいつのまにかカタバミの話になっていましたが、今回はこの辺で。
最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。
引き続き、素敵な一日をお過ごしください。