2024/12/21 10:15
こんにちは、手染め毛糸のPalettieです。
今回は、「今年の藍の生葉染めその後」と「年末年始の配送お休み期間のお知らせ」についてです。
お時間のよろしいときがありましたら、立ち寄りいただけましたら幸いです。
それでは、どうぞ。
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前回、11月に一度収穫した藍の葉ですが、その後も暑い日や暖かい日が長く続いたことで、
残しておいた藍の茎からいつの間にか新しい葉がにょきにょきと出てきていました。
一度、葉をほぼ収穫してしまったので、茎しか無い状態になってしまったのに・・・と、生命力の強さを感じました。
そして、それと同時に、ほんの少しだけれども、せっかく生えてきてくれた藍の葉、
(私の場合、現在、藍の乾燥葉を使用することはないので、)このままだとこの新しい葉全てを枯らして終わりになってしまうことに
少し寂しさを感じました。
そこで、この葉の量では淡い淡い色になってしまうと思いつつ...、
今年の藍を全部余すところなく、毛糸の色にうつさせてもらうことにしました。
そして、ぎりぎりまで葉を育てて、その後、ささやかながら収穫させてもらった藍の葉で、藍の生葉染め2回目を行いました。

この写真は、少し濃い色のかせ(向かって右側)が1度目、淡い淡い色のかせ(向かって左側)が2度目の藍の生葉染めになります。
今年は、特に藍の葉の収穫量が少量であったため、とてもとても淡い色合いに染まっています。
その様子は、例えるならば、藍染めの淡い色で呼ばれる色合いの「白藍/藍白」~「瓶覗(かめのぞき)」のようです。
※藍染めの色は、藍甕(藍かめ)に入っている藍汁に浸した回数(程度)で色の付き方が変わり、回数(程度)が多いほど、色が濃くなります。白藍/藍白や瓶覗と呼ばれる色は、藍汁に浸した回数(程度)が少なく、淡い色合いの藍染めを呼ぶ呼び方です。
それでも、今年の生葉染めも、可憐ではかなげな様子は可愛らしく、目にすると、気持ちがすっとするような清涼感があります。
毎年染めている藍の生葉染めの毛糸の色の変化の様子はというと、今のところ、2年前の夏に染めたものも色が残っており(もちろん、使用した生葉の量によって、色の変化の仕方は異なるのですが)、少しの間だけでも、もしも今年の藍の時の流れを楽しんでいただけるのならばいいなと思い、
この二つのミニかせを「み空」という名で組み合わせたふわりソックのセットにおまけとして一つずつ付けてみることにしました。
「み空」は、空がテーマです。他の色との組み合わせのお好みもあると思いますが、もし、ピンとくる方がいらっしゃいましたら、楽しんでいただけたら嬉しいです。
今年、Palettieの周年記念の個人的なお祝いもアナウンスもしていなかったなという状況も鑑み、遅ればせながら、日ごろの感謝の気持ちも込めて。
12/21㈯20:00頃からお店に並べます。今年最後のお店に毛糸を並べる日になると思います。
他に試験的にご用意した新しい毛糸もあります。もしよろしかったらお立ち寄りください。
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藍の生葉染めについて以下補足です。
※洗濯や保管の状況によっては、早くに色の変化がみられるかもしれません。
※藍の生葉染めは、通常は、お店には並べていない状態です。毎年、藍葉の生葉染めのデータ収集の意味合いも兼ねて染めていますが、藍の生葉染めは、藍染めよりも色の変化が大きいといわれており、現在のところ、藍の収穫量も少なく定常的にお店に並べるのも現実的でないため、藍の生葉染めの毛糸は外部の耐光検査を実施しておりません。色の変化が大きいことと、今回だけのおまけという点についてもご理解いただけましたら幸いです。
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【その他のお知らせ】
年末年始の配送のお休み期間は12/25(水)~1/8(水)です。
もし、年内の発送をご希望の方は、12/24までにお手続きをしていただけましたらと思います。
24日にお手続きいただいた毛糸については、通常よりもお時間をいただいてしまうことになると思いますが、年内に発送予定です。
上記配送お休み期間にいただいたご注文については2025/1/9(木)以降順次発送予定です。
どうぞよろしくお願いします。
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それでは、今回のブログはここでおしまいになります。
今年も一年、本当にどうもありがとうございました。
また、来年も楽しい毛糸時間をご一緒に過ごせたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。
そして素敵な週末を。