2025/11/19 09:33

こんにちは、手染め毛糸のPalettieです。


今回は、えりさんデザインのHiekkaに使用した糸のご紹介です。

お時間のある時にでもお立ち寄りいただけますと嬉しいです。

それでは、どうぞ。

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使用糸-色
pokomoko– 四葩二藍(よひらふたあい)(hydrangea blue & purple)

pokomokoは、麻混のオーガニックメリノウール。手触りなめらかです。
冬らしいもこもこセーターに用いると存在感を放ちます。


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〖ベース糸が決まるまで、そして色が決まるまで・・・〗

実は最初に、自然な羊そのままの色で編まれたえりさんのサンプルを拝見し、
その素朴であたたかな雰囲気にとても心惹かれました。

「もう、ここに好みの色と糸の雰囲気がある」と感じたほどで、
このあと自分がどんな視点で毛糸(色と素材)をご提案できるだろうか——
そんなふうに思ったことを、今でも覚えています。

それでも今回は、テストニットという機会を活かして、
拝見したサンプルとは少し異なる趣の色と雰囲気の糸をご提案してみようと思いました。

まず、ベース糸について

この写真は、ベース糸をpokomokoに決定するまでの道のりです。
軽さを重視するのか?存在感を重視するのか?実際にスワッチをいくつか編んで決めました。
手前に写っているのが。最終的に決めた〖pokomoko〗(サンプル)です。

ある程度の厚みがあり軽いもの、そして、冬のもこもこセーターにしたくなる編地
そして、えりさんの模様が美しく映えるもの・・・そんな条件を考えて、今回選んだ糸になります。

次に、色について
大切にしたのは、えりさんのプルオーバーの模様が美しく映えること。
そして、冬の空に映えるような、明るい色であることです。
冬は、白や灰色の空に覆われることが多い季節。
そんな中で、明るい色はひときわ印象的に映ります。

そこで思い浮かんだのが、あじさいの色彩のバランスでした。

梅雨の時期もまた、白や灰色の空が続きますが、
その中で咲くあじさいの花が、ふと場の空気を明るくしてくれることを思い出したのです。

そして、あじさいの色彩の複雑さも、私の好みにとても合っていました。
近くで見ると微妙に異なる色が混ざり合い、
遠くから見るとひとつの色に見える——
そんなあじさいの美しさを、今回はpokomokoの同系色の組み合わせで表現してみました。

- 色1:四葩二藍(青)– hydrangea blue
- 色2:四葩二藍(紫)– hydrangea purple
色名の「四葩(よひら)」は、あじさいの古名。
「二藍(ふたあい)」は、藍と紅を混ぜて生まれる伝統色のひとつで、
藍の割合が多いものも、紅が多いものも、どちらも「二藍」と呼ばれます。

このHiekka用の糸の組み合わせでは、両方の二藍を楽しめるようになっています。
遠目には一色に見えながら、編地の立体感が陰影を生み、
二藍の深みが静かに浮かび上がります。

二藍は、源氏物語や平家物語にも登場する、平安時代からの人気色。
私自身も、心惹かれる色のひとつです。


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今回のブログは、ここまでになります。

えりさんから、もしHiekkaの糸セット(キット)として糸の販売を考えているのであれば・・・というお話をいただき、とても嬉しく思っているところです。Hiekkaをpokomokoの四葩二藍で編んでみたい方が他にもいらっしゃたらその機会を作ろうと思います。近いうちにまたご紹介させていただけたらと思います。


それでは、今日も素敵な一日をお過ごしください。